「モバイルバッテリー 40000mAh おすすめ」
このワードで検索しているあなたの気持ち、痛いほどわかります。
私も以前は「とにかく大容量=正義」だと信じて40000mAhクラスのモバイルバッテリーに手を出しました。しかし、実際に届いたものはスマホ2台分以上の重さで、持ち歩くには現実的ではないほどのサイズ。しかも、スペック通りに使えない“怪しい商品”まで存在していて、「これ、本当に信じてよかったのか?」と疑問に思うことが何度もありました。
この記事では、「40000mAhのモバイルバッテリーが本当におすすめできるのか」、また「嘘の商品に騙されないためには何に注意すべきか」を、過去の失敗経験から余すことなくお伝えします。
この記事でわかること
- 40000mAhバッテリーのリアルな実力と用途
- 「おすすめできる人・できない人」の明確な違い
- 嘘スペックの商品を見抜くポイント
- 安心して選ぶためのチェック項目と活用法
※意見や感じ方は人それぞれです。異なる意見や見解があることも理解しておりますので、どうかご了承ください。本記事を通じて、少しでも多くの方に伝えられれば幸いです。

40000mAhのモバイルバッテリーはどれだけ使える?数字の実力を検証
「40000mAh」と聞くと、とにかく“とんでもなく大きい”という印象を受けるかもしれません。実際、スマートフォンを約7〜10回、ノートPCを約2〜3回充電できるとされていますが、使用環境やデバイスによって異なる場合があります。。
しかし、ここで勘違いしてはいけないのは、「数字=使いやすさ」ではないという点です。私自身、最初はそのインパクトだけに惹かれて購入してしまいましたが、使ってみると意外な制限が見えてきました。
まず、日常使いではその“多すぎる容量”が逆に仇となることがあります。1回の使用ではとても使い切れないため、毎回の充電が面倒に感じられるのです。また、内部バッテリーが大きいため、自己放電も無視できず、「気づけば残量ゼロ」ということも少なくありません。
そして、容量が大きい=本体も大きくて重い、というのは避けて通れない現実です。旅行や災害対策の備蓄には適している一方、通勤カバンに入れて毎日持ち歩くには不向きといえるでしょう。
✅ モバイルバッテリー40000mAhの実力まとめ
- スマホ:約7〜10回分の充電が可能
- ノートPC:約2〜3回分のフル充電が可能
- 長期旅行・アウトドア・停電時には大活躍
- 反面、普段使いには「過剰性能」になりがち
おすすめできる人・できない人の明確な違い
モバイルバッテリー40000mAhというと、一見すると誰にとっても理想的な選択肢のように見えるかもしれません。しかし、実際に使ってみてはっきりと分かったのは、「おすすめできる人」と「まったく向いていない人」が、明確に分かれるということです。
まず、おすすめできるのは次のような人たちです。
- 災害用・停電時などの非常時対策として据え置きで使いたい人
- アウトドア・キャンプ・長期の車中泊など、電源のない環境に長時間滞在する人
- 複数のスマホやタブレット、ノートパソコンを同時に充電したい人
こういった使い方であれば、40000mAhという超大容量が本当に力を発揮します。
一方で、おすすめできないのは次のようなケースです。
- 通勤・通学など日常的に持ち歩く予定の人
- 充電の速さを最優先する人(15W前後の出力では不満を感じる可能性あり)
- コンパクトで軽量なモバイルバッテリーを探している人
実際、私も毎日の通勤かばんに入れてみましたが、「とにかく重い・でかい・取り出しにくい」の三重苦で、すぐにお蔵入りしました。持ち歩くには不便すぎるのです。
また、充電スピードに関しても、iPhoneなどではそこそこ速く感じる場面もあるものの、ノートPCでは出力が物足りなく感じる場面もありました。急速充電が欲しい人には、PD対応の出力が高いモデルを選ぶ必要があります。
✅ 向き・不向きを見極めよう
- 日常の持ち運びにはおすすめできない
- 据え置き用途・非常時用途なら強くおすすめ
- 充電速度にこだわる人は出力スペックの確認が必須
嘘の商品もある?スペック詐称や偽物バッテリーの見分け方
「40000mAhって書いてあったのに、なんでこんなにすぐ切れるの?」
そう感じたことはありませんか?実はそれ、“嘘の商品”に当たってしまった可能性が高いのです。
モバイルバッテリー市場には、驚くほど低価格で“超大容量”を謳う商品が出回っています。しかしその中には、実際には40000mAhも入っていない、いわゆるスペック詐称の製品も紛れています。
私が最初に購入したバッテリーもそうでした。見た目はしっかりしていて、レビューもそこそこ良かったのに、実際に使ってみるとスマホを2〜3回充電しただけでバッテリー切れ。中身を開けたレビューを見て、そもそも内部に搭載されているセルが40000mAhに達していないことを知り、ショックを受けました。
嘘の商品を見抜くためのポイント
- 価格が極端に安い商品は避ける
正規の大容量バッテリーは、素材や回路にコストがかかるため、安すぎる商品はまず疑った方が賢明です。 - ブランドの信頼性を確認する
たとえばAnkerやRAVPowerなど、一定の実績と評価があるメーカーであれば、安全基準や品質管理の面でも安心感があります。 - PSEマークの有無を確認する
日本国内で流通するモバイルバッテリーにはPSEマーク(特に「ひし形」)の表示が義務づけられています。これがない商品は、そもそも法的に販売してはいけないものです。 - レビューが極端に偏っていないかをチェック
同じような文体・評価が並んでいる場合は、サクラレビューの可能性もあります。
✅ 嘘の商品に騙されないために
- 表記のmAhを鵜呑みにしない
- 安すぎる価格には裏がある
- 実績あるブランドとPSEマークを重視する
40000mAhを選ぶなら!後悔しないためのチェックポイント
容量に目がくらんで「とりあえず40000mAhなら安心」と考えるのは危険です。
私もまさにそのパターンで、重さや使い勝手に泣きを見ました。
しかし、しっかりとチェックポイントを押さえたうえで購入すれば、40000mAhのモバイルバッテリーは非常に頼れる相棒になります。ここでは、購入前に必ず確認しておきたい点をまとめました。
チェックすべきポイントはこの3つ
1. ポートの種類と出力を確認しよう
「USB-Cしか使わないのにUSB-Aだけ」では意味がありません。また、出力が15W前後では、ノートパソコンなどの充電には時間がかかりすぎることも。PD(Power Delivery)対応かつ30W以上の出力がひとつの目安になります。
2. PSEマークとメーカー保証の有無
安心して使うために欠かせないのが、PSEマーク(ひし形)と、日本語でのサポートや保証制度があるかどうか。これがない場合、初期不良があっても泣き寝入りすることになりかねません。
3. 使うシーンを想定して選ぶ
たとえば「災害用」「キャンプ用」など据え置き前提で使うなら40000mAhは最適解ですが、通勤バッグに入れて毎日使うには、やはり過剰です。本当に必要な容量とサイズ感を見極めることが大切です。
✅ チェックポイントまとめ
- 出力ワット数とポート種類を確認(USB-C/PD対応か)
- PSEマークと国内保証の有無をチェック
- 実際の使用シーンを想定してから購入判断を
さいごに:40000mAhに飛びつく前に「本当に必要か」立ち止まって考えよう
私が最初に40000mAhのモバイルバッテリーを購入したとき、それは「なんとなく大きい方が安心」という漠然とした理由からでした。けれど、実際に使ってみて痛感したのは、「容量=便利」ではないという現実です。
確かに、災害時や旅行中、アウトドアでの使用などにおいては、40000mAhという大容量は絶対的な安心感をもたらしてくれます。しかし、普段使いでその恩恵を100%活かせる場面は限られているのも事実です。
また、市場にはスペックを盛って表示した“嘘の商品”も少なくありません。価格だけで選べば、結果的に「安物買いの銭失い」になってしまう可能性もあります。
だからこそ、購入前に立ち止まって考えてほしいのです。
- あなたの使用目的は「持ち歩き」か「据え置き」か?
- 本当にその容量が必要なのか?
- 信頼できる製品かどうか、判断材料を確認したか?
答えが「YES」であれば、40000mAhのバッテリーは強力な味方になります。逆に少しでも「不安」や「不明点」があるなら、まずは10000〜20000mAh程度の製品から始めてみるのもひとつの手です。
失敗して気づく前に、この記事が少しでも選択の助けになれば嬉しいです。
あなたが、私と同じ遠回りをしませんように。
