
安いの一つ持っていればいいよね!!



しっかりと選んだ方が・・・
「なんでこんなに安いんだろう?」と軽い気持ちで買ったモバイルバッテリー。
数週間後、充電中に異常な熱を持ち、スマホまで巻き込んで壊れかけたのです。
私が無知だっただけ? いえ、実はこうした「価格に飛びついた失敗」は、ネット上でも珍しくありません。
2025年現在、モバイルバッテリーの値段は1000円台から1万円以上までピンキリです。しかし、値段だけで選ぶと、まさかのトラブルや寿命の短さに悩まされることも……。
この記事では、モバイルバッテリーの「相場感」と「価格ごとの特徴」、さらに「安物買いでの失敗例」や「おすすめの選び方」まで、実体験と調査を元にわかりやすく解説します。
この記事でわかること:
・モバイルバッテリーの価格帯とその違い
・安すぎるバッテリーのリスクと見極め方
・高すぎる製品の落とし穴
・後悔しないための価格と性能のバランスのとり方
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の製品や選択を推奨・保証するものではありません。内容には十分注意を払っていますが、本記事を参考にされたことによって生じたいかなる不利益・損害に対しても、当方は一切の責任を負いかねます。あらかじめご了承ください。


モバイルバッテリーの価格帯はどれくらい?
モバイルバッテリーを買おうとしたとき、真っ先に悩むのが「値段の差が大きすぎて、どれを選べばいいのかわからない」ということではないでしょうか。かつての私も、家電量販店とネット通販の価格を交互に見比べては、何が違うのか迷い続けました。
実際のところ、モバイルバッテリーの価格帯は以下のように大きく分かれています。
・1000円〜2000円台
このゾーンは、主に容量が5000mAh〜10000mAh前後のモデルが多く見られます。
ノーブランドや中国系メーカーが中心で、安価である反面、製品によって品質にばらつきがあるのが特徴です。
ないとはおもいますが、PSEマークがなかったりすることもあるのでしょうか?
過充電防止機能が不十分なものもあるため、ある程度の“見極め力”が必要になります。


・2000円〜4000円台
もっとも多くのユーザーが購入している価格帯がここではないでしょうか。
10000mAh〜の容量で、安全性や信頼性のバランスが取れた製品が揃っており、Ankerさんやエレコムさんなどの実績あるメーカー品も多数あります。
日常使いでも安心できるラインとして、個人的にもおすすめです。


・5000円〜10000円以上
この価格帯になると、容量が20000mAh以上の超大容量モデルや、急速充電(PD対応)、ノートPC対応の高出力製品が含まれてきます。
また、災害用に備えたソーラー充電付きタイプや、多機能モデルなども多く見られます。必要な機能を把握した上で購入しないと、「宝の持ち腐れ」になることもあるため注意が必要です。
つまり、モバイルバッテリーの価格帯は、そのまま「容量と機能性の目安」として捉えることができます。しかし、安さだけに釣られると、安全性や性能に大きな差が出ることもあるのです。


安すぎるモバイルバッテリーに潜むリスクとは?



値段が安ければラッキー?



──そんなふうに思っていた時期が私にもありました。
しかし、実際に1000円台で購入したモバイルバッテリーが数回の使用で充電できなくなったとき、その考えの甘さを痛感しました。
安価なモバイルバッテリーには、いくつか共通する“危ない特徴”があります。
・PSEマークが付いていない
日本国内で販売されるモバイルバッテリーには、法律上「PSEマーク」が必要です。
これがない製品は安全性の検査を通過していない可能性があり、発火や爆発のリスクが高くなります。ネット通販では、PSEマークのない格安品が紛れているケースもあり、要注意です。


・異常発熱やバッテリー膨張の報告が多い
私自身、安価な製品を購入してから数週間後、充電中に熱を帯び始め「触るのが怖い」と感じた経験があります。
SNSやレビューでも、「膨らんできた」「煙が出た」などの報告が散見されており、安さの裏にあるリスクを無視できません。
・容量詐称の可能性
「10000mAh」と書かれていた製品を購入したのに、スマホ1回すら満充電できなかった。
そんな声も少なくありません。
海外製のノーブランド商品では、内部のバッテリー容量が実際よりも大幅に低い“詐欺商品”が存在するという噂もあり、信頼できるメーカーを選ぶことの重要性が浮き彫りになります。
安いモバイルバッテリーには、「安かろう悪かろう」という言葉がそのまま当てはまる場面も多くあります。値段に飛びつく前に、安全性を見極めることが最優先です。
「高ければ安全」とは限らない!高額商品の落とし穴
私は一度、「高ければ安心だろう」と思い込んで、7000円超えのモバイルバッテリーを購入したことがあります。
PD対応・ノートPCにも使える・急速充電など、カタログスペックは豪華そのもの。しかし、実際には「宝の持ち腐れ」になってしまいました。
高額なモバイルバッテリーには、意外にも以下のような落とし穴が潜んでいます。
・スペック過剰で使いこなせない
多機能な高額バッテリーは、スマホ1台だけの利用にはオーバースペックです。USB-C PD、60W出力、複数台同時充電など、使いきれない機能にお金を払ってしまうことも。特に、ライトユーザーにとっては「高い=無駄な出費」になりかねません。
・「ブランド料」が価格を押し上げている可能性
有名メーカーの中には、安全性・信頼性は高いものの、機能に対して価格が割高な製品もあります。デザイン性や付属ポーチなどの“見た目要素”が加算されていることもあり、性能だけで比較すると中堅メーカーと大差ない場合もあるのです。
・重量・サイズが大きくなりがち
高性能=大型化というトレードオフも避けられません。私が買ったバッテリーも例に漏れず、スマホ2台分くらいの重さがあり、持ち歩くのが億劫になって使わなくなりました。
高額製品には確かに「安心感」がありますが、自分の使用目的やライフスタイルに合っているかを冷静に判断しなければ、ただ高いだけの道具になってしまいます。
予算別おすすめの買い方と避けるべきNG例
モバイルバッテリー選びにおいて、「安すぎてもダメ、高すぎてもムダ」。このバランス感覚こそが、最終的な満足度を左右します。私自身、失敗と試行錯誤の末に、ようやく「値段と性能の正しい折り合い点」が見えてきました。
・2000〜4000円台なら“安定と安心”の中心地
この価格帯は、多くのレビューでも評価が高い信頼性ゾーンです。Ankerさんやエレコムさんなど、PSEマーク取得済で機能性も十分。10000mAh〜20000mAhのモデルなら、1〜2泊の旅行や日常使いにぴったりです。コスパで選ぶなら、この価格帯がもっとも失敗しにくいと感じます。
・1000円以下は「緊急用」に割り切るべき
格安製品は、「とにかく1回だけ充電できればいい」という非常用用途でならアリかもしれません。ただし、信頼性や安全性は低めですので、メイン利用は避けるべきです。使い捨て感覚で持っておく予備としてなら納得できます。
・実店舗 vs ネット通販、どちらが安い?
ネット通販のほうが価格は安く見えがちですが、送料込み価格・納期・保証対応なども含めて総合的に判断すべきです。私も一度、「めちゃくちゃ安い!」と喜んで買った商品が、実はPSEマークなしの並行輸入品だったことがありました。結果として、返品もできずに無駄な出費になりました。
・やってはいけないNG例
- スペックも安全マークも確認せずに「安さだけ」で選ぶ
- 使用用途を考えずに「一番容量が多いもの」を買う
- メーカー名やレビューを無視して無名ブランドを選ぶ
価格はあくまでも“目安”であり、選択の基準は「何を重視するか」によって変わります。予算に応じた納得の買い方をすることで、モバイルバッテリー選びの失敗は確実に減らせます。
さいごに:後悔しないために値段だけで選ばない基準を持とう
「高いから安心」「安いからお得」──そんな表面的な判断で選んでいた頃、私は何度もモバイルバッテリー選びで失敗してきました。発熱、充電できない、重すぎる…いずれも“価格だけで判断”していた自分の甘さが原因だったのです。
今でははっきり言えます。モバイルバッテリー選びで最も大切なのは、「価格」ではなく「目的と安全性のバランス」です。
例えば、「毎日の通勤でスマホ1回分だけ充電したい」なら2000〜3000円台で十分すぎる性能が手に入りますし、「旅行や防災用に長時間持たせたい」なら多少高くても大容量タイプを選ぶ価値があります。
そして何より、安全基準(PSEマーク)をクリアしているか、信頼できるメーカーかどうかを必ずチェックしましょう。レビューや口コミも、信頼度を見極めるための重要な手がかりになります。
この記事を読んでくれたあなたが、かつての私のような失敗をせずに、「ちゃんと使える」「後悔しない」モバイルバッテリーに出会えることを、心から願っています。
✅ モバイルバッテリーは価格だけで選ぶと後悔する可能性が高い
✅ 安全性(PSEマーク)と目的に合った機能があるかが重要
✅ 2000〜4000円台が最もバランスが取れていて失敗しにくい価格帯

