
あの日、子供の初めての運動会をスマホで撮ろうとしたとき、私は心底後悔しました。
ズームすると画像は荒れ、体育館では暗くてブレる。
決定的な瞬間を逃し、帰宅後に写真を見返しても胸に残るのは悔しさだけでした。
これからカメラを買う人に
同じ思いをしてほしくない——
これが、この記事を書く理由です。
スマホは便利ですが、子供の行事という「一度きりの舞台」では限界が見えてきます。
ミラーレス一眼は、その壁を超える確かな一歩。
ただし、数ある機種の中から最適な一台を選ぶには、いくつかの落とし穴があります。



私も最初の一台を選ぶときに何度も失敗し、高額な買い替えを余儀なくされました。
ここでは、そうした苦い体験を踏まえ、2025年の最新事情を反映した「失敗しないミラーレス一眼カメラ選び6ステップ」をまとめました。



初めてのカメラ選びに迷う保護者さんが、最初から正しい判断を下せるよう、実際の撮影現場で役立つ視点を一つひとつ整理します。
この記事でわかること
- 子供さんの行事で本当に必要なカメラ性能の見極め方
- 初心者が陥りやすい失敗とその回避法
- 最新モデルを選ぶ際に注目すべき6つのポイント
- 店頭で確認すべき具体的なチェックリスト






ステップ1 子供を逃さないAF性能と被写体認識


初めてミラーレス一眼を選ぶとき、まず最初に必ず確認したいのがオートフォーカス(AF)の性能です。
子供さんは運動会でも発表会でも、こちらがシャッターを押すタイミングに合わせてはくれません。
一瞬こちらを振り向いたかと思えば、次の瞬間には横を向き、また走り出します。
その一瞬一瞬を逃さず残すには、顔や瞳を自動で認識して追い続ける被写体認識型AFが欠かせません。
※注:被写体認識型AFとは、人の顔や瞳など特定の対象をカメラが自動判別し、動いてもピントを追い続ける仕組みのことです。



最初にここを軽く見ると後から痛い目にあいますよ。私は昔、AFの世代を甘く見て、ほとんどの写真がピンぼけでした。



そんなに差が出るものなんですね。初心者だから関係ないと思っていました。



世代が新しいほど瞳検出の粘りが全く違います。広い範囲で測距できるかも大事です。
私自身も当初は「初心者だからそこまで要らない」と思っていました。しかし実際に撮影してみると、ピントが甘い写真ばかり。成長の一瞬を残したかったのに、残ったのは悔しさだけでした。
ところが被写体認識が進化した機種を使った途端、歩留まりが劇的に改善したのです。
狙った瞬間がしっかり写るだけで、家族の表情まで鮮明に残せる喜びは格別でした。
瞳AF・顔認識の重要性
人物や瞳を自動で追尾してくれる機能は、特に子供さんの不規則な動きに強さを発揮します。



AFが顔や瞳をしっかり捉えていれば、背景にピントが流れる失敗が激減します。
特に広いAFカバー範囲を持つ機種なら、画面の端に子供がいてもピントを外しにくいのです。
入門機でも見逃せない連写追従の実力
最新の入門機では、AFを保ったまま高速連写できるモデルが増えています。
運動会のゴールテープを切る瞬間や、発表会の一番良い表情など、わずかなタイミングを確実に残せます。



連写性能はカタログの秒間コマ数だけで判断しない方が良いですよ。



えっ、どうしてですか。



AFが追従したまま何コマ続くか、バッファ容量がどれほど持つかが実戦では重要なんです。
店頭ではAF-C(コンティニュアス)モードに設定し、横顔や振り向きで瞳が切れないかを試しておきましょう。
実際に動く子供さんを想定してシャッターを切ると、カタログの数値以上の違いをはっきり体感できるはずです。
これを最初に押さえておくことで、後のステップがすべて活きてきます。
ステップ2 体育館撮影の落とし穴 フリッカー対策


運動会や発表会の撮影は屋外だけではありません。体育館や講堂など室内での行事は、照明が思わぬ敵になります。
蛍光灯やLED照明は電源周波数の影響で明るさが周期的に変動し、肉眼では分からなくても写真には縞模様や露出ムラが現れることがあります。
これを「フリッカー現象」と呼びます。



昔、体育館で子供の発表会を撮った時に、写真がすべて縞模様になってしまった経験があります。



そんなことが起きるんですね。見た目には全然分からないのに。



そうなんです。肉眼では分からなくてもカメラは敏感に拾ってしまうんです。
この問題を避けるために必要なのが、アンチフリッカー(フリッカー低減)機能や可変シャッター機能です。
カメラが照明の明滅に合わせてシャッターのタイミングを調整することで、縞模様を抑えられます。
照明環境と縞模様のリスク
特にLED照明は蛍光灯よりも高周波で点滅していることが多く、条件次第では静止画や連写のコマごとに明るさが揺れます。
これが一枚一枚の写真にムラとして残り、せっかくの思い出が台無しになってしまうのです。
フリッカー低減機能の確認ポイント
入門機でも最近はフリッカー低減機能を備えるモデルが増えています。
店頭で確認する際には、フリッカー低減が静止画に対応しているか、また連写時にどの程度の速度低下があるかを見ておきましょう。



私はこの機能を知ってから、室内行事の写真が格段に安定しました。



なるほど。フリッカー低減って室内撮影には必須なんですね。



はい。行事本番の前に同じ会場で一度テスト撮影をしておくと安心ですよ。
体育館や講堂など、目では気づかない照明の罠を避けるには、カメラ選びの段階からフリッカー対策を意識することが、失敗を防ぐ大きな一歩になります。
ステップ3 運動会の決定的瞬間を逃さない「連写とプリキャプチャ」


運動会のゴールテープを切る瞬間や、ダンスの決めポーズ。その一瞬を写真に残したいと思っても、人の反応速度だけではどうしても遅れてしまいます。
この“わずかな遅れ”を埋めてくれるのが、連写性能とプリキャプチャ機能です。



ゴールの瞬間を撮り逃して何度も悔しい思いをした!
という声をよく聞きますね



連写なら押しっぱなしでいいんじゃないですか?



確かに連写も大切ですが、秒間コマ数だけを見ても意味がありません。AFが追従したまま何枚続くか、バッファ容量がどれほど持つかが肝心です。
さらに近年は「プリキャプチャ」という機能を搭載した機種が増えています。
これはシャッターボタンを全押しする前の一瞬から画像をバッファに記録しておき、押した瞬間よりも少し前のシーンまで遡って保存してくれる仕組みです。



これがあると、号砲やジャンプの着地など「反応では間に合わない瞬間」も確実に残せますね!
秒間コマ数よりも重要な要素
カタログに「秒間30コマ」と書かれていても、AFが被写体を追い続けられなければ意味がありません。
連写速度が高くても、バッファが小さい機種では数秒で撮影が止まります。



私はバッファが持たずに途中で連写が途切れ、ゴール前の一番良いシーンを逃した経験があります。



連写性能は数字よりも、AF追従とバッファ持久力の両方を見る必要があるんですね。
実戦でのカード選びも重要
連写を活かすには、メモリーカードの書き込み速度も無視できません。
UHS-II対応カードを選ぶことで、バッファが早く空き、長時間の連写が可能になります。
運動会のように一瞬の勝負がすべてを決める場面では、連写とプリキャプチャが確実に成果を左右します。
AF追従・バッファ持久力・カード速度を総合的に見極めることで、これまで「惜しかった」と思っていた瞬間を確実に残せるようになるでしょう。
ステップ4 失敗を減らす「手ブレ補正の選び方」


夕方の校庭や体育館の講堂。子供さんの出番を逃さないためにシャッターを切ったのに、あとで写真を見返したらブレていた
——そんな経験は誰にでもあるはずです。
私自身、初めての運動会撮影でこれをやらかしました。
せっかくの表情がすべて手ブレで台無し。
その悔しさから「手ブレ補正」の大切さを身にしみて学びました。



ブレた写真を見たときの絶望感、ある意味忘れられない思い出ですよね・・



よくブレちゃうんですよね〜どうすれば防げるんですか?



カメラ側の「ボディ内手ブレ補正(IBIS)」かレンズ側の「光学式手ブレ補正(OIS)」を意識して選ぶことが大切です。
IBISとレンズ側補正の違いを理解する
IBISはボディが対応していれば、装着するレンズを問わず補正が効きます。
特に望遠撮影や暗い環境では恩恵が大きく、手持ち撮影の成功率が上がります。
一方、レンズ側補正(OIS/VR/ISなど)はレンズ内部で補正を行うため、ボディにIBISがなくても効果が得られるのが強みです。



どちらが優れているというより、撮影環境や使うレンズによって選ぶべきですね。



なるほど、どちらか片方ではなく状況で考えるんですね。
保険としての手ブレ補正
速い動きを止めたい時は、結局シャッタースピードを上げることが最優先です。



手ブレ補正はあくまでカメラ側の揺れを減らす保険であり、被写体そのものの動きを止めるわけではありません。
店頭では実際に望遠レンズを装着して、手ブレ補正の有無を体感してみてください。
撮影時の揺れがどれだけ減るかを実際に感じると、スペック表の数字以上にその価値を理解できるはずです。



運動会や発表会の一発勝負では、この“保険”が一枚一枚の安心感を支えてくれますね!
ステップ5 屋外での見やすさと使いやすさ


晴天の校庭で子供を撮ろうとすると、意外な落とし穴に気づきます。背面液晶がまぶしくて構図が見えず、肝心の瞬間にファインダーを探して右往左往。
私も初めての運動会でこれを経験し、結果として撮影に集中できず悔しい思いをしました。



屋外の強い日差しって、本当に液晶が見えにくくなりますよね。



私もスマホ撮影で同じ経験があります。どうすればいいのでしょうか。



電子ファインダー(EVF)を活用するのが一番です。EVFなら直射日光下でも構図や露出をしっかり確認できます。
EVFと液晶の特性を理解する
EVFは外光を遮るので、晴天時でも安定して被写体を確認できます。
一方で液晶は複数人で確認する際に便利。バリアングル液晶ならローアングルや子供さんと同じ目線での撮影も容易です。



眼鏡をかけている方は、店頭でEVFの視度調整を必ず試してください。



確かに、眼鏡越しの見え方は機種によって違いますね。
重量バランスと長時間使用の快適さ
運動会は長時間の待機や移動がつきもの。軽量ボディでも望遠レンズを装着すると前玉が重くなり、手首への負担が増えます。



望遠装着時に前玉の重さで手が疲れ、シャッターチャンスを逃すことも・・・



ストラップを首ではなく肩掛けにしたり、グリップ形状の良いボディを選ぶだけでも疲労が軽減しますね!
屋外での見やすさと使いやすさは、撮影のストレスを減らすだけでなく、結果的に写真のクオリティを高めます。
EVF・液晶・重量バランスを店頭で確かめ、実際の使用感を想定して選ぶことが、快適で後悔のない一台を見つける近道です。
ステップ6 初期キットで終わらせない「レンズ拡張性」


最初の一台を手に入れたあと、多くの保護者さんが必ず直面するのが「次の一本が欲しい」という欲求です。
標準ズームで始めても、「もう少し望遠が欲しい」「背景をもっとぼかしたい」「旅行でもっと広く撮りたい」と感じる場面が必ず訪れます。
私も最初はキットレンズだけで十分だと思っていました。
しかし運動会や発表会を撮るうちに、シーンごとの限界を痛感。二本目のレンズを手にしたとき、写真の世界が一気に広がりました。



最初から複数のレンズを揃える必要はありませんが、将来的にどんなレンズを追加したいか考えておくことは大切です。



具体的にはどんなレンズから始めれば良いのでしょうか。



行事撮影ならまず望遠。次に広角や明るい単焦点がおすすめです。
望遠レンズで「あと一歩届く」安心感
運動会や体育館の後方から撮影する場合、300mm相当の望遠域があると大きな安心感があります。
望遠があれば子供の表情を大きく写せるだけでなく、ステージ全体を切り取る自由度が増します。



私は最初に望遠レンズを追加したことで、これまで見逃していた表情をしっかり捉えられるようになりました。



遠くの被写体が「こんなに近く感じられるんだ!?」と感動しますよね


広角や明るい単焦点で世界を広げる
行事以外でも旅行や日常撮影では、広角や明るい単焦点レンズが活躍します。
広角レンズは風景や集合写真に便利。
明るい単焦点レンズは室内でも低ISOで撮影でき、背景を美しくぼかして印象的な一枚を作れます。
マウント選びで将来の自由度が決まる
カメラを選ぶ段階で、どのメーカーのマウントを選ぶかも重要です。
サードパーティ製レンズが充実したマウントは、将来レンズを買い足すときの選択肢が広がります。



私はレンズの種類が豊富なマウントを選んだことで、必要に応じて焦点域を自在に拡張できました。



将来の楽しみを考えると、レンズ資産の選びやすさは大事ですね。
初期キットで満足するのも一つの選択ですが、レンズ拡張性を考えておくことで撮影の幅が格段に広がります。
次に欲しくなるレンズをあらかじめ意識しておけば、初めての一台も長く愛用でき、写真を撮る楽しさが一層深まるでしょう。
ステップ1〜6 性能別おすすめまとめ(10万円台の選択肢付き)




2025年9月27日時点で最新のミラーレスを比較すると、
Nikon Z5II(上画像) は各ステップの条件を幅広くカバーしており「一台で長く使える万能型」として注目されています。
フルサイズながら24.5MPの裏面照射型センサーとEXPEED7プロセッサーを搭載し、
被写体認識AF
プリキャプチャ
ボディ内手ブレ補正(IBIS)
高輝度EVFなど
行事撮影で効く要素が一通り揃っています。
そのため「一歩先を狙いたい」保護者さんにとっては有力な候補と言えそうです。
ただし新品本体価格は20万円前後〜25万円程度で、これから初めてカメラを購入する方にはやや負担が大きいかもしれません。



カメラってこんなに高いんだ・・・!
と初めはびっくりしますよね
そこでここでは、各ステップごとに比較的手が届きやすい10万円台で購入しやすい機種を紹介します。
フルサイズのZ5IIは確かに多機能で長く使える魅力があります
が、初めて本格的なカメラを買う方にとって20万円を超える価格帯は大きな投資です。
その点、10万円台のモデルは最新機能を押さえつつも購入へのハードルが低く、初期費用を抑えながら家族行事や日常撮影を本格的に楽しみたい方にとって、現実的でバランスの良い選択肢となります。
たとえば、
「AF性能を重視するなら Nikon Z50II のように最新世代AFを備えた軽量モデル」
「フリッカー対策を重視するなら Canon EOS R10 のように操作が分かりやすく室内行事に強いモデル」
という具合に、それぞれのステップで重視する性能に合わせて10万円台の候補を選ぶことができます。
「まずは確かな性能を体験してみたい」
「将来的にステップアップを考えているが最初から高額機種は迷う」



という方には、こうした10万円台モデルが最初の一台として大きな助けになるかもしれません。
AF性能と被写体認識 重視のおすすめカメラ
10万円台候補:Nikon Z50II APS-Cながら最新世代AFで軽く扱いやすい。



動きの激しい場面ではZ5IIの追従性能が安心材料になります。



でも10万円台ならZ50IIでも十分対応できそうですね。
フリッカー対策 重視のおすすめカメラ
10万円台候補:Canon EOS R10 フリッカー低減を簡単に設定でき、室内行事に向く。





照明による縞は意外と写真を台無しにしますので注意したいですね



EOS R10なら設定も分かりやすくて安心できそうですね!
連写とプリキャプチャ 重視のおすすめカメラ
10万円台候補:Nikon Z50II APS-Cでも高速連写とプリキャプチャを備える。



決定的瞬間を逃さないよう考えられた仕組みは運動会で大きな安心となりますね



Z50IIはそのうえ軽くて持ちやすいのがありがたいという意見も!
手ブレ補正 重視のおすすめカメラ
10万円台候補:富士フイルム X-S20 最大7段相当の補正効果が公称され、室内撮影で効果を期待できます。





X-S20の手ブレ補正も評判が良いと聞きますね!
屋外での見やすさと使いやすさ 重視のおすすめカメラ
10万円台候補:OM SYSTEM OM-5 小型軽量で屋外使用時の疲労が少なく、視認性にも配慮。





真昼の校庭ではEVFの明るさが高評価のようですね



OM-5なら軽さもあって長時間でも腕が楽です!
レンズ拡張性 重視のおすすめカメラ
10万円台候補:Sony α6400 Eマウントは多くの主要サードパーティレンズが利用可能で、後からレンズを揃える楽しみが広がります。





長く写真を楽しむならレンズの選択肢は重要です。レンズごとの評判を調べるのが楽しくなりますよ



α6400なら10万円台でその楽しさを味わえるのでいいかもしれませんね!
ステップ1〜6 性能別おすすめまとめ(10万円台の選択肢付き)
ステップ | 高性能を狙うなら(Nikon Z5II) | 10万円台で選びやすい機種 |
---|---|---|
ステップ1 AF性能と被写体認識 | 被写体認識AFが強化され、人物の瞳を正確に追える | Nikon Z50II:APS-Cながら最新世代AFで軽く扱いやすい |
ステップ2 フリッカー対策 | 可変シャッターとアンチフリッカー機能で体育館の縞模様対策に有利 | Canon EOS R10:フリッカー低減を簡単に設定でき、室内行事に向く |
ステップ3 連写とプリキャプチャ | プリキャプチャ対応で「押す前」の一瞬をバッファに記録できる | Nikon Z50II:APS-Cでも高速連写とプリキャプチャを備える |
ステップ4 手ブレ補正 | ボディ内手ブレ補正(IBIS)で暗所や望遠撮影でもブレを抑えやすい | 富士フイルム X-S20:最大7段相当の補正効果が公称され、室内撮影で効果を期待できる |
ステップ5 屋外での見やすさと使いやすさ | 高輝度EVFで晴天下でも構図確認しやすい | OM SYSTEM OM-5:小型軽量で屋外使用時の疲労が少なく、視認性にも配慮 |
ステップ6 レンズ拡張性 | Zマウントは純正・サードパーティ製レンズが増えており、将来的にシステムを広げやすい | Sony α6400:Eマウントはサードパーティレンズが豊富で、後からレンズを揃える楽しみが広がる |
価格レンジ(日本市場・参考実勢)
- Z50II(ボディ):約11.7万円〜。価格.com
- EOS R10(ボディ):約11.8万円〜、レンズキットも10万円台中盤。価格.com+1
- X-S20(ボディ):おおむね18.5万円前後(10万円台後半)。価格.com+1
- OM-5(ボディ):おおむね11.8万円前後(10万円台)。価格.com
- α6400(ボディ):9.9〜13万円前後(販売店・時期で変動)。価格.com+2ソニーストア+2



一覧にまとめてみましたが、いかがでしょうか



はい、この表なら一目で比較できますね。どのステップを重視するかで自分に合う機種がすぐ見つかりそうです。
Z5IIは高性能を一台でまとめたい方にとって大きな魅力を持つ反面、価格や重量で迷う方もいるでしょう。
その場合、ここで挙げた10万円台モデルを検討すれば、性能をポイントごとに押さえつつ初めての一台としても選びやすくなります。
さいごに 6ステップを踏めば誰でも“失敗しない”
ここまで紹介してきた6つのステップは、子供さんの大切な行事をしっかり残すために、私が何度も失敗を重ねて学んできた順番そのものです。
AF性能や被写体認識から始まり、フリッカー対策、連写とプリキャプチャ、手ブレ補正、屋外での見やすさ、そして最後にレンズ拡張性。
この流れを一つずつ押さえていくことで、初めての一台選びが「運まかせ」ではなく、きちんと理由を持った判断に変わります。



最初はどこから手を付ければいいか分からなくて当然です



はい。順番を追って理解すれば、自分に合うカメラが自然と見えてきますね。
もし性能を最優先したいならNikon Z5IIのような万能型が有力候補になるでしょう。
ただし予算や扱いやすさを重視するなら、10万円台で紹介した各モデルから「自分が何を重視するか」に合わせて選ぶのが現実的です。
AFを重視するならZ50II、フリッカー対策ならEOS R10、手ブレ補正ならX-S20……。
こうして「〜を重視するなら〜」という視点で候補を絞れば、迷いがちな初心者でも自分に合うカメラを見つけやすくなります。
6ステップを順にたどるだけで、かつての私が味わったような「撮り逃した」「買って後悔した」という失敗は、ほとんど回避できるはずです。
そして一度自分に合った一台を手にした瞬間、子供さんの成長を未来に残す喜びは、きっとこれまで以上に鮮やかに心に刻まれるでしょう。




参考HP:マップカメラ、カメラのキタムラ、フジヤカメラ、価格.com 、 J-カメラ、カメラファン、aucfan
参照ソース(URL一覧)
- Nikon Z5II 公式ニュースリリース
https://www.nikon.com/company/news/2025/0403_imaging_01.html - Nikon Z5II 公式製品ページ
https://imaging.nikon.com/imaging/lineup/mirrorless/z5_2/ - Nikon Z50II 公式ニュースリリース
https://www.nikon.com/company/news/2024/1107_imaging_01.html - Nikon Z50II 公式製品ページ
https://imaging.nikon.com/imaging/lineup/mirrorless/z50_2/ - The Verge(Z5II の発表・主な仕様要約)
https://www.theverge.com/news/642605/nikon-camera-z5-ii-photography-full-frame-mirrorless-entry-level-availability-price - The Verge(Z50II の発表・主な仕様要約)
https://www.theverge.com/2024/11/7/24289897/nikon-z50ii-digital-camera-crop-sensor-mirrorless-aps-c - Canon EOS R10(Anti-Flicker 関連:公式マニュアル)
https://cam.start.canon/en/C006/manual/html/UG-05_Shooting-1_0140.html - Canon サポート(Anti-Flicker 解説)
https://support.usa.canon.com/kb/s/article/ART182643 - FUJIFILM X-S20 公式(IBIS 7.0 stops)
https://www.fujifilm-x.com/en-us/products/cameras/x-s20/ - OM SYSTEM OM-5 公式(IP53/−10℃/IBIS)
https://explore.omsystem.com/c/en/om-5-body-black - Sony α6400 公式
https://electronics.sony.com/imaging/interchangeable-lens-cameras/aps-c/p/ilce6400-b - Sony α6400 公式(日本語)
https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-6400/ - Sony Eマウントのサードパーティレンズ一覧(参考)
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_third-party_Sony_E-mount_lenses - 価格参考:Z50II
https://kakaku.com/item/K0001662174/ - 価格参考:EOS R10
https://kakaku.com/item/K0001445160/ - 価格参考:X-S20
https://kakaku.com/item/K0001539681/ - 価格参考:OM-5
https://kakaku.com/item/J0000039966/ - 価格参考:α6400
https://pur.store.sony.jp/ichigan/products/ILCE-6400/ILCE-6400_purchase/