運動会の会場に着いたとき、ふと肩にかけた一眼レフの重さが気になりました。まわりを見渡すと、スマホを片手にした保護者がたくさんいます。
そんなとき、なぜか自分だけが目立っているような気がして、胸の奥に“ちょっとした気まずさ”が広がりませんか?
「親バカって思われたらどうしよう」
「なんか本気すぎて引かれないかな」
そんなふうに周囲の目が気になって、シャッターを切る手が止まってしまう人も少なくないと思います。
でも――“せっかくの一瞬を、ちゃんと残したい”
でも、買ったばかりのカメラ。
場違いな変なものを持ってきてしまっていないか?
周りは高級そうな機材の人もちらほら・・・自分の持っているものが恥ずかしく・・
考えれば考えるほど持っているカメラを仕舞い込みたくなりますよね。
私もそうでした。気持ちはわかります。そんなあなたにぜひ伝えたい。
それでも!!!!
何も気にせずに、
思い出のために、
とにかく撮りましょう!!!
帰宅して風呂に入り、晩御飯を食べた後のまったり時間に家族で振り返る写真。
その写真が綺麗に、楽しそうに撮れていたら
すべて精算されます!!!
だから撮りましょう!!

今回はカメラを買ってまもない頃。手に持って出かけるときのあの『恥ずかしさ』をテーマにしていきたいと思います。



実際、親よりも子ども本人の方が大きなカメラを気にしているかもしれませんよね笑



私も少年時代、張り切ってカメラを向ける父に対して、少し照れくさそうに手を振ったことを今でも鮮明に残っています。
恥ずかしさを完全になくすことはできないかもしれませんが、カメラを振り回せば、それを上回る“宝物”が残ります。
この記事では、運動会で一眼レフを持つときに感じる「恥ずかしさ」の正体と、少しだけ心が軽くなる考え方、そして実践的な対処法を独断と偏見を元に()紹介します。



恥ずかしいな…と思っている方の心が、ほんの少しでも軽くなってもらえたら嬉しいですね
この記事でわかること
・なぜ「恥ずかしい」と感じてしまうのか、その背景
・周囲との“ちがい”をどう受け止めればいいのか
・撮影時に気持ちを軽くするちょっとした考え方
・無理せず自然に撮るための工夫とコツ


※余談:最近管理人が欲しいカメラ↓
初心者の初めての一台にもお勧め!


恥ずかしさを感じる“本当の理由”とは
一眼レフを肩にかけた瞬間から、なぜか「目立ってしまうんじゃないか」と思ってしまう。
この気持ちの根っこには、単なる“道具”の問題ではなく、もっと人間らしい心理が隠れています。
多くの場合、その原因は「周囲とのギャップ」を自分で意識してしまうことにあります。
スマホを構える人が多い中で、大きなカメラをぶら下げていると、まるで自分だけ別の世界にいるような感覚になるのです。
「親バカって思われるかも」
「気合い入りすぎって見られないかな」
そんな思いが、心の奥でじわじわと膨らんでいきます。
でもここで大事なのは、「周囲の視線を自分が勝手に膨らませてしまっている」ケースが少なくない、ということです。



実際には、運動会の会場には一眼レフを持っている人もけっこういますよね



でも不思議なもので、自分がその立場になると、視線が一斉に集まっているような錯覚に陥るのです。
それは「目立ちたくない」という気持ちと、「ちゃんと撮りたい」という想いがぶつかる瞬間。
恥ずかしさは、“悪い感情”ではなく、むしろ「まわりを意識できている優しさ」や「空気を読もうとする気遣い」の裏返しなのかもしれません。
周囲は本当にそんなに見ているのか?
運動会で一眼レフを肩にかけると、なぜか急に「全員がこっちを見ている気がする」瞬間がありませんか。
でも、実はその“注目”の多くは、あなたの頭の中で大きく膨らんでいるだけかもしれません。
ほとんどの人は「我が子」に夢中
保護者席に座っている人たちをよく見ると、ほぼ全員がカメラやスマホを自分の子どもに向けています。
あの集中力、もはや“我が子の専属カメラマン”です。
たとえあなたが一眼レフを構えていようと、周囲の人はあなたではなく、それぞれの子どもを追いかけるのに夢中になっています。
つまり、「目立っているかも」という不安は、実際には“自分の内側”で大きくなっているだけ、というケースが多いのです。
「浮いている」ではなく「目立っているように感じる」だけ
たとえば、あなたがまわりを見渡して「スマホばっかり」と思っても、意外とカメラを持っている人は点在しています。
ただ、撮影に必死なときほど視野が狭くなり、「自分だけが特別に見える」錯覚に陥りやすいのです。
これは心理学でいう“スポットライト効果”にも似た現象です。
自分の行動はすごく注目されている気がしても、実際には誰もそこまで見ていない、というやつです。
撮ってる人の多くが同じことを思っている
面白いのは、あなたと同じようにカメラを構えている人も、同じ不安を抱えている可能性が高いことです。
「ちょっと目立ってるかな…」と感じながら、それでも大切な瞬間を残そうとシャッターを切っている。
つまり、この“恥ずかしさ”はあなただけのものじゃないんです。
・多くの人は他人ではなく「我が子」に集中している
・恥ずかしさの多くは“自分の中で膨らんでいる”だけ
・スポットライト効果で“目立っているように感じる”ことがある
・同じように感じながら撮っている人も意外と多い
恥ずかしさを和らげる考え方
恥ずかしさって、なくそうと思えば思うほど、逆に大きくなっていくものです。
だからこそ「無理に消す」のではなく、「視点をずらす」ことが大事になってきます。
撮る目的を“自分のため”ではなく“子どものため”に置く
「どう見られるか」に意識を向けると、カメラを持つ手が重くなります。
でも、「誰のために撮っているのか」を思い出すと、不思議と気持ちが軽くなります。



我が子の笑顔を残したい・・・



その一心で構えたシャッターなら、恥ずかしさなんて少しずつ霞んでいくものです。
「うまく撮る」より「残すこと」を優先する
完璧な写真を撮ろうとすると、どうしても周囲の視線を気にしてしまいます。
でも本当に大切なのは、きれいさよりも“残すこと”です。
ピントが少しズレていても、背景が混んでいても、あとで見返したときに心を動かすのは「そのときの空気」だったりします。
「上手く撮らなきゃ」と思わないだけで、心の余裕がグッと増します。
撮影の“事前準備”が安心感を生む
たとえば、当日の立ち位置を決めておく。
レンズの焦点距離をあらかじめチェックしておく。
このちょっとした準備だけで、いざというときにバタつかず、恥ずかしさに意識を持っていかれにくくなります。
“余裕”は、気持ちを守る最大の武器です。
「周囲に溶け込む」撮影を意識する
無理に目立たないようにするのではなく、“自然に”そこにいることを意識してみましょう。
たとえば撮影中に軽く周囲に会釈したり、撮影場所を譲り合ったり。
それだけでも不思議と安心感が生まれ、周囲と自分の距離がふわっと近づきます。
・恥ずかしさを“消す”のではなく“視点をずらす”
・撮る目的を「子どものため」にするだけで気持ちが軽くなる
・完璧さより「残すこと」を優先すると自然体になれる
・ちょっとした準備と自然な振る舞いが安心感につながる
実際のちいさな対処法



「気持ちを切り替えよう」と頭で分かっていても、いざカメラを構えると手が止まってしまうことってありますよね。



ここでは、そんなときに役立つ“小さな工夫”を紹介します。
大げさなことは必要ありません。
ほんの少しの意識で、気まずさを和らげることができます。
目立たない持ち運び方を工夫する
カメラバッグやストラップって、意外と印象を左右します。
たとえば、派手なバッグではなく落ち着いた色のショルダータイプにする。
ストラップもメーカー名が大きく入っているものではなく、控えめなデザインを選ぶ。
それだけでも「浮いてるかも…」という感覚がやわらぎます。
“撮影するぞ!”というオーラを少し抑えるだけで、気持ちもふっと軽くなるものです。
撮る瞬間は被写体だけに集中する
恥ずかしさが一番強くなるのは、実は「撮影前」。
でも、一度ファインダーを覗いてしまえば、意識は自然と被写体に集中します。
「今、まわりにどう見られてるか」を考える余裕なんて、なくなっていくんです。
だから、迷ったときほど“とりあえず構える”が効果的です。
周囲とのちょっとした挨拶が効く
カメラを構えるとき、黙っているよりも、近くの人に軽く「すみません」「お先にどうぞ」と声をかけるだけで、空気がやわらぎます。
周囲の人も「撮影する人」として自然に受け入れてくれるので、気まずさを引きずりにくくなります。
スマホ派と対立しない“中間スタイル”もあり
「一眼レフでがっつり撮る」と「スマホで気軽に撮る」
この2択ではなく、その間にある“ちょっとだけカメラ派”も立派な選択肢です。
たとえばズームを使って少し離れた場所から静かに撮る。
ストラップを肩掛けではなく斜めがけにして、目立たない位置におさめる。
これだけでも、自分の気持ちがずっと楽になります。
・見た目を少し工夫するだけで心理的ハードルが下がる
・「とりあえず構える」と集中力が勝って恥ずかしさが薄れる
・軽い挨拶で空気を和ませると場に馴染みやすくなる
・“中間スタイル”で無理なく撮るのも一つの方法
さいごに
一眼レフを肩にかけた瞬間、ふと感じる“ちょっとした恥ずかしさ”
それはあなただけではなく、多くの保護者が経験している気持ちです。
周囲とのちがいに気づいたり、スマホ派の多さに目を向けたりすると、余計にその感情は膨らんでしまいます。でも本当のところ、まわりは我が子に夢中で、あなたのことを細かく見ている人はほとんどいません。
あなたがカメラを構えるその姿は、“浮いている”のではなく、“一瞬を大切にしたい親”そのものです。
完璧な写真じゃなくてもいいんです。
少しブレていても、背景がにぎやかでも、その写真が「家族の時間」を刻むことに変わりはありません。
そして何より、子どもにとっては「撮ってくれた」という事実そのものが、大きな思い出になります。
あなたが感じている恥ずかしさは、誰かを気づかっている優しさの証拠。だからこそ、胸を張ってシャッターを切ってください。
恥ずかしいな…と思っている方の心が、少しでも軽くなってもらえたら嬉しいです。
・恥ずかしさを感じるのはあなただけではない
・周囲は想像よりずっとあなたを気にしていない
・写真は“うまく撮る”より“残すこと”が大事
・あなたの優しさが、きっと写真に写り込む